映画が好きである。

年に70本ほど映画を観に行く。DVDではなく映画館で。

チケットを買い、コーヒーを片手に暗がりに歩いて行くあのシチュエーションがたまらなく好きである。

DVDもたまに見るが、スマホや雑誌やテレビや家族など、画面に集中できない要因が多すぎるのだ。

一度映画館に入ってしまえば、画面をみざるえない状況もまたいい。

また、音楽も良い。最近80年代の音楽がかき鳴らされる映画が多い(ベイビードライバーやアトミックブロンドetc)ので、聴くとやっぱりいい。

画面が大きいのもいい。TVがどれだけ大きくなろうがIMAXには絶対かなわない。

また、夜回でみる事が多いので周りに人がいないのも良い。昨年見た「ロストバケーション」という映画では大きな映画の席に僕一人しかいなかった。完全無欠のサメ映画だったんで結構シチュエーション的に怖かった。

また、当然時事問題も映画から学べる。
リアルタイムの時事問題だけではなく、「第9地区」のように、南アフリカのアパルトヘイトを揶揄したものや、。一連のロメロ「ゾンビ」「映画のように、ショッピングモールに意味もなく集まるゾンビを、日曜日に訳もなくショッピングモールに集まる僕らのメタファーにした。

当然「ボウリングコロンバイン」のようにシリアスなドキュメンタリータッチの映画も良い。

また、職業柄、映画に出てくる海外の風景や建物の造形も魅入ってしまう。これは間違いなく仕事に生かされている。

「プラダを着た悪魔」や「ブリッジオブスパイ」のように仕事人たるもの、こう生きねばならないっていう生き様も映画から学べる。

最近では「女神の見えざる手」という映画は秀逸だった。周りに人がいなかったら一人そこで立ち上がり、「ブラボー!!」と興奮しながらスタンディングオベーションを起こしていただろう。これぞプロの仕事人と。最高だった。
この映画は経営者は必ずみておいた方がいい。また、女性のビジネスパーソンも是非。

という訳で、映画は仕事に必ず恩恵をもたらしてくれる。

長々と何が言いたいかっていうと「映画を観る代金を会社の経費で落とせるようにしてくれよ~」という切なる願いだ。

以上だ。

本は経費で落ちる。もっというと「ビジネス書カテゴリー」みたいな本は経費で落ちやすいし、後ろメタさもない。ビジネスに1mmも役に立たない本でも「ビジネスカテゴリー」であるだけでよいのだ。

何故、映画鑑賞費は経費で落ちないのか。町山さんのように肩書「映画ライター」じゃなければいけないのか。

ちなみに、「漫画」も同じ切り口で訴求することが出来る。手塚火の鳥の「未来編」ほど未来を予見した漫画はない。

「コンサート」も行けるかもしれない。「上質なエンターテイメントとホスピタリティとは?」みたいな切り口だ。

ともかく、僕が国会議員になったら「映画鑑賞費は会社経費で落ちる」という法案を通すことに全力を尽くす。それは間違いがない。
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