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【マンチェスター・バイ・ザ・シー公式】

観たくて観たくて、ようやっと観れた映画「マンチャスター・バイ・ザ・シー」。

前評判が高すぎるのが気になっていましたが、杞憂でした。

中盤から終盤までもうナイアガラの滝状態。

「ガーディアンオブギャラクシー」も、「メッセージ」も、「スプリット」も当然良かったんだけど、それらの映画の印象は、全部目から流れる塩水で流されてしまった。「ララランド」もぶっ飛んでしまった。

マットデイモンが主役の予定だったらしいけど、ケーシーアフレック(ベンアフレックの弟)が全然良かった。

一般的な映画の主人公は壁にぶち当たり、戦ってそのを乗り越えていくヒーローの成長ストーリーが王道なんだけど。

この主人公はその道を歩かない、いや歩けない。そして最後にある言葉を不意につぶやく。

もうGo-Kyu。

恥ずかしくてしばらく席から立てなかった。

40前後の中年の僕ら世代には間違いなく刺さる。

おなじみのフレーズだが、皆様にオススメの休日の過ごし方をお教えしたい。

シネプレックス幕張に行き、

マンチェスターバイザシーの鑑賞券を買い、ポップコーンとコーヒを頼み、一番奥の7番の部屋に座り137分、ハンカチ片手に映画を鑑賞するべきだ。オススメは周りにお客さんがいない、空いている席だ。(恥ずかしいほど嗚咽が漏れる)

40過ぎの中年男には一番深いところに刺さる(刺さった)。

今年ぶっちぎりで一番良かった。