2日間、俗世を離れておりました。

で、今朝珍しく朝ごはんをしっかりと食べたら吐き気がひどいです。

「朝ごはんをちゃんと食べよう〜」というキャンペーンはきっと人それぞれです。朝はやっぱり豆乳混ぜ青汁がいいですね。

さて、本日は朝から県内の某こども園に訪問です。

※こども園とは保育園と幼稚園が一緒になったようなものです。詳しくはwikiって下さいませ。


Collage_Fotor_Fotor

僕の娘もつい最近までこども園に通っていましたが、それぞれ、経営陣の教育に対してのスタンスは違うようで、面白いんですよ。

このこども園では朝、来園してから延々外で遊ぶ。裸足で遊ぶ。泥で遊ぶ。手作りブランコで遊ぶ。

朝、集まっての合唱みたいなものは無し。

運動会などベタなイベントはなく、その代わり、近所の田畑で採れた旬の野菜や果物を、「園庭で食す会」を行う。

読み書きは教えない。

など、ユニークでした。

で、木造の建築で「勝手に遊ぶ場」を造ってほしいとの依頼でした。

こどもが勝手に遊ぶ場って表現がいいなって思うんですよね。

育てるのではなくって、育つって感覚なんですね、きっと。

で、そんな話を聞きながら色々と思いを巡らすのですよ。

一面10mの内壁面に、黒板塗料を塗ったろかいだとか、

安全だけど、スルスル降りられる昇り棒とかあったら子供は2つの意味で「アガる」だろうな〜とか、

できればその地域の材や地域の職人さんだとか、

また、内装の漆喰なんかを子供達に思うがままに塗ってもらうだとか。

この認定こども園の大きな要件にこんな一文が入っているんです。


地域の事情や保護者の要請により、必要な子育て支援事業を行うこと


そう、地域の事情によるんですよね。

この地域は田が少なく、畑処としては千葉県有数なんですけど、子育て支援事業ってのも、その地域それぞれの匂いがあっていいんだなって思うんですよね。

都内のど真ん中と、北海道のど真ん中で、この子育て支援が同じはずがない・・・・よなって。

この手の公共に近い仕事が、大手ゼネコンだけのものにならない方がいいなって思うんですよ。

画一的なものを作らせたら、5000歩ほど遅れていますが、地域に根ざした「そこならでは建築」は地域工務店のストロングポイントでしょうから。

これもまた千葉のいい時間なのです。